2007-09-15 黄金の羅針盤(上)(下) 書評 プルマン ライラの冒険 黄金の羅針盤〈上〉 ライラの冒険作者: フィリッププルマン,大久保寛出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/10/29メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 67回この商品を含むブログ (119件) を見る 異世界に住む女の子がさらわれた子ども達えお助けるために北へと旅する話。11歳の女の子が主役だし守護精霊というマスコット的なものもいてもっとかわいらしい話かと思ったら、ヒロインの周りは暗殺や人体実験などいろんな陰謀があるし、ラストの展開といい思ったより主人公にやさしくない話だった。ヒロインはまだ子供だけど少し大人ぶっていて行動力と口先だけで乗りこえていく魅力的なキャラだったけれど、アリスエル卿やコールター夫人の大人組も結構好きだった。科学や妖精などが入り混じった世界観や、大人になるまで形が定まらず変化し続けていて自身の半身のような存在である守護精霊などの設定が好みだったので、舞台の世界は違うらしいけど次の巻も期待しています。