ウィザーズ・ブレインⅥ再会の天地(上)(中)(下)
- 作者: 三枝零一,純珪一
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/12
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ウィザーズ・ブレイン〈6〉 再会の天地〈中〉(電撃文庫 さ 5-9)
- 作者: 三枝零一,純珪一
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/04
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ウィザーズ・ブレイン 〈6〉 再会の天地〈下〉 (電撃文庫 (1500))
- 作者: 三枝零一,純珪一
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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久々に読んだためいろいろと設定が思い出せず大変だったけれど、かなりおもしろかった。最初このシリーズは少数とはいえ誰かの犠牲のうえになりたつ平和を、否定しつつも完全にはふっきれていない優柔不断さが気になっていた。前巻からのサクラやイルは始めから己の意思を持っていて魔法士かシティかの対立関係だったが、今までそれ以外の人はみんな流れ任せだった。けれど段々とそれぞれの自分の方向性を決めたり考え始めたりしだしておもしろくなっていったと思う。
妙に都合よく男女一組単位で各陣営に分散したり、アニルの心臓病やらシティの寿命やらと問題をぼかす要素がでてきたりしたけれど、それぞれのキャラクターの魅力でカバーしていたと思う。錬やディーたちの戦闘もよっかたけれど今回はアニルとルジュナの議論なども見所だったと思う。今回の騒動によって今までのような目先だけしか見てない考えの間違いや、簡単に善悪を語らずにより良い選択肢を探す道がまだあることがしめされた訳だが、まだもう少し先とはいえタイムリミットまででてきたし真昼の目的や天樹博士たちのメモの謎などもあるので目がはなせなくなってきた。