夢のからくり

雑記など

全ての歌を夢見る子供たち

 とりあえず灰色名詠に関する事件は解決した巻。やはり、クルーエル・エイダ・カインツといった天才ではなく、才能においては平凡なネイトが前面に押し出されていたり、クラスメイトや教師たちも少しだけれど出番があったのは良かった。クルーエルの中のアマリリスやシャオたちの目的、この世界の真実など重要な謎はまだ解き明かされてはいないけど、話はこれから大きく進み始める感じがした。
 正直いつ打ち切るか迷ってはいたけれど、ネイトがだいぶ主人公らしくなったし、話がこのまま停滞せずに進んでくれるなら読み続けようと思った。あと、だいぶ物語りに絡み始めたセラフィノ音語がやっぱり一番の魅力なので、早くそれに関する謎解きをして欲しい。